ゴールデン5DAYS

タイミング法とは、要するに排卵日を予測して、それに合わせてセックスをすることで妊娠を期待しようという方法です。

 

卵子と精子が出会えるタイミングはごく限られています。
だからそれをできるだけきっちりつかんで、「出会い」を成功させようというわけです。

 

かつては、基礎体温表の低温期の最後にさらに一段階体温が下がる「最低体温日」があり、それが排卵日だと目されてきました。

 

ところが、経陸超音波法が普及して、排卵時期が数時間単位で予測できるようになると、「最低体温日=排卵日」とは限らないことが分かってきたのです。

 

もちろん最低体温日前後の数日間は排卵がある頻度が高いのですが、そのおよその確率をまとめると次のようになります。

 

  • 最低体温日の前日 1 5パーセント
  • 最低体温日1 2パーセント
  • ・最低体温日の翌日⇒40パーセント
  • 最低体温日の翌々日 25パーセント

 

これでいくと、最低体温日の翌日がいちばん排卵の確率が高いことになります。
ちなみに私は、この最低体温日前日からの5 日間を「ゴールデン5DAYS」と呼び、この期間にたくさんのセックスをすることを奨励しています。

 

受精というものは、まずそこに卵子がいなければならず、またちょうどそこに精子が向かってこなければ成立しません。

 

だからこそ、この期間に交渉を持つことが重要なのです。
この「5日間の大切さ」を認識しているかどうかで、妊娠の可能性が大きく左右されると言ってもいいでしょう。