自宅でできるタイミング法とは?

不妊治療のドアをノックすると、多くの場合、最初に「タイミング法」という治療が行われます。

 

卵子が入っている卵胞という袋は、排卵が近づくにつれて、日々大きくなっていきます。
そして、卵胞の直径が平均2ミリほどになると排卵するのです。
ということは、卵胞の袋の大きさを測れば、おおよその排卵日もわかるということになります。

 

そこで、経腱超音波で袋の大きさを測定し、それによって予測される排卵日を患者さんに伝え、それに合わせてセックスをしてもらうというのが、タイミング法です。
このタイミング法は、経膣超音波を使用するわけですが、もちろん医療機関以外ではできません。

 

しかし、"ほとんど同じこと″ は、自宅においてもできるのです。
基礎体温表と排卵日検査薬を併用して排卵日を予測し、それに合わせてセックスを行えば、医療機関で指導するタイミンク法と、ほぼ同等の効果を家庭にいながら上げることができるわけです。

 

むしろ"医師にかかる"というストレスがない分、自宅でやったほうが効果的なのかもしれません。

 

これが、私がこのふたつのアイテムを重要視する理由です。

 

妊娠を望む場合、最初は自分たちでやれることをやってみて、それでもダメだったら次のステップを‥‥‥と考える方が自然でしよう。

 

私はそれでいいと思います。この「自宅でできるタイミング法」は、多くのカップルがやってみるだけの価値が十分にあると思います。

 

基礎体温表と排卵日検査薬を有効に使いこなせるのなら、すぐに医療機関に頼らずともいいのではないでしょうか。